私が住んでいる地区は「えひめあやめ」自生南限地帯ということで、この花が咲く期間、地域を挙げて「えひめあやめまつり」が開催されます。
国の天然記念物に指定されてる、草丈7~10センチほどで紫色の可憐な花が咲きます。
まさにアヤメの小さいバージョン。
大きさの比較に手持ちのものがなかったので私のスニーカーの先を一緒に写してみました。
どれほど小さいかお分かりいただけたでしょうか。
天然記念物なので、勝手に持ち帰ることはできないし、もし掘りあげたとしても小さいながら根っこは1メートルほど地下に伸びているので、植えても1~2年で必ず枯れてしまうそうです。
では、なぜ実家の庭に咲いているかというと、地域おこしの一環としてこの「えひめあやめまつり」が始まるかなり以前からこの花の保護活動をされていた近所の方が種から育てた苗をくださったからです。
決して勝手に採って来たりしたものではありませんからご安心ください。
「えひめあやめまつり」が開催されている山のほうでは、丘陵地に咲くたくさんの可憐な花を見ることができます。
写真は2015年3月29日に写したものです。
丘のあちらこちらに咲いています。
毎年地元の小学生が苗を育てて植えているので、年を追うごとに株は大きくなり、数も増えています。
山桜と共にエヒメアヤメの咲く風景は、懐かしい里山の風景そのものです。
それもこれも、地元のボランティアの方たちが下草狩りや道の整備と努力されているのでこの風景が保たれているのです。
※こちらはまつりの期間以外は、入れないようになっているのでご注意ください。
それと、
エヒメアヤメを写したついで、と言っては何ですが、ちょっと変わってる椿の花。
真ん中に幾重にも重なった花弁でしょうか?
私が小さい頃から見てたし、おそらくそれ以前からあったと思われるので、半世紀以上前の木です。
そんな昔に、こんなに華やかな椿の花があったんですね。
って、そんな昔?・・・ってか、そうか半世紀か・・・。
改めて書くと、 ちょっとかなりショック。( ;∀;)