今回公園が出来たことでそんなことを知りましたが、漢字って日本にもともとあったような気がしていたけど、コレって韓国から来てるんですね~。
しかも、元々の国では今は使われていないという不思議。
で、このところ真面目に歩いていたので、同じ所ばかりでは面白くない、
ということで、その漢字と論語を日本に伝えた『王仁博(わに)博士』を祀ったといわれる神社がある神埼に新しく公園も出来たとのことで、「王仁博士顕彰公園」へ行ってみることにしました。
開園したのは2018年8月です。
場所は「吉野ヶ里歴史公園」のすぐ近く。
この日は平日だったためか、かなり広めの駐車場には、私たちの車がぽつん。
神埼の有名な観光地「九年庵」のゆるキャラと一緒に写真が撮れる顔はめ看板が、ドーンとお出迎え。
その後ろには、韓国ドラマに出てきそうな立派な門が建っていました。
韓国霊岩郡の支援で建てられたそうです。
その横には、「情報交流館」という、休憩所兼観光案内所的な建物。
こちらも(人がいない割に)立派。
中には神埼の観光名所のポスターと、
名産品の展示。
他に、王仁博士に関連する資料やビデオが流れていた・・・気がします。
興味がないと、おばちゃんは忘れ去る。(^▽^;)
クーラーが効いていたので、ちょっと涼むのによかった。
で、この立派な門を「ここ、入っていいのかな?いいんだよね?」と、恐る恐るくぐると、
広場の中央に、漢字の手本になった「鍾繇(しょうよう)千字文碑」の碑が建てられています。
書道では「王羲之」が有名ですが、こちらがそもそもの大元らしい。
詳しくはこちらをどうぞ。
最初の二文字は、この方たちが担当されていました。
以外に達筆で驚き。
一人が一字を担当して書いた文字を有田焼の陶板に焼き付けて制作されています。
日本、特に地元の方と韓国の方々が揮ごうされていました。
「也」で終わる千字分、色々な字体で書かれていて面白いけど、一つ一つ見ていくと結構な時間がかかります。
しかもこの日は天気が良くて、メチャ暑かった。
この方が王仁博士、らしい。
園内にはほかに、王仁博士の肖像画に書かれていた「烏帽子」をモチーフにした「願いの碑」
韓国では学問の神様として知られる王仁博士なので、合格祈願や学業成就の願いのパワースポットになっているそうです。
日本でいえば、菅原道真公かな?
この碑は、公園の隣にある「鰐神社」境内に安置されている「王仁天満宮」の石祠の方角を向いているそうです。
ということで、お隣の「鰐神社」のお参りへ。
きれいな竹林と
可愛い野の花(ミツカドネギというらしい)が咲く道を歩いていけば、
いきなり神社の境内にたどり着きました。
本殿は新しく造りなおされているみたいでした。
境内には沢山の祠?があって、何が何やら、どれがどれやら。
適当に撮ったけど、どうやら灯篭の奥にある祠には、左が熊野社、右が王仁大明神を祀ってあるそうです。
祠の両脇に鎮座する狛犬は、この地方独特の「肥前狛犬」と言われ、丸っとかわいらしい形をしています。
右端の額には「王仁」ではなく、「鰐」大明神と彫られています。
鳥居の方に回ってみました。
境内はきれいに掃き清められ、植栽もきちんと手入れされて、氏子の方々が大切に守って来られたことがよく分かります。
鰐神社があったところから、王仁博士とのつながりを見出したのか、本当にかつて王仁博士がこの地に降り立ったのか、本当のところは歴史のロマン、ということだそうです。