※只今記事移行中の為、2018年の記録デス。
「二天門」をくぐり、展望所から諸大名が献上したという石灯籠を眺め、ちょっとした優越感に浸りながら、いよいよ「夜叉門」へと向かいます。
がっ!!
その門の前の石の手すりがまた、スゴかった!!のです。
話を聞かないと(知らないと)、何の変哲もない、ただの石の手すり。
でも!
でもでも!!
この石の手すり、一枚の岩をくりぬいて作ってあるんですって!!
写真ではよく分からないけど、手すりの下は切れ目がなかった。(@_@)
だから、震災の時もビクともしなかったんですって!!
この手すりひとつで、高級外車(マンションだったかな?)が買えるんですってー!!
下世話な話になると食いつきがいいおばちゃんデス。
たかが石の手すりに目の色が変わります。
でも、さすがにこれは泥棒も盗めないね、と罰当たりなことばかり考えてました。(^▽^;)
いよいよ次の門、「夜叉門」に着きました。
ここでわんこ連れの方を見かけました。
なんと、現代ではわんこも連れてきていいようです。
なんて太っ腹な世界遺産なんでしょう。素敵ー!!(≧▽≦)
でもわんこ飼いの妹と、うちのわんこはどうしてるかな~って、ちょっと寂しくなったりしてね。
柱についている彫刻の生き物は、何だったかな~?
とにかくお話が面白くて、おぉ!!って思ったことだけ覚えてます。ごめん。
「夜叉門」の前の広場には、儀式に使う道具を収めた立派な倉庫?がありました。
その倉庫?の前にも各大名から贈られた灯篭がずらりと並んでいます。
向かって右手が鍾楼
左手が鼓楼
この「夜叉門」を守るのが、四体の夜叉で、そこから夜叉門と言われているそうですが、この門には牡丹の花が彫刻されているところから「牡丹門」とも呼ばれているそうです。
写真が遠すぎて、牡丹の花が分からなくて申し訳ない。
と思ったら、次の夜叉の写真の後ろに写ってるから見てくださいね。
門を守る4体の夜叉は、東西南北を表しているそうです。
東の青 「烏摩勤伽」 (うまろきゃ)
全国でもここでしか見たことがないと言われた青い仏様です。
手に弓矢を持ってますが、これが破魔矢の発祥だそうです。
西の白 「鍵陀羅」(けんだら)
南の赤 「毘陀羅」(びだら)
北の緑 「阿跋摩羅」(あばつまら)
特に青い色をした烏摩勒伽(うまろきゃ)は、全国でも他に見たことがない、非常に珍しい像だと話されていましたので、もし、見かけたことがある方はご連絡を、とのことでした。
いよいよこの後、拝殿・相の間・本殿へと進みますが、この「唐門」から先は撮影NG。
「夜叉門」の間から、ちらりと見えている門が「唐門」です。
この「唐門」の前には、徳川御三家から贈られたという青銅の大きな灯篭が三つ。
例え御三家と言えど、昔はここまでしか立ち入ることを許されなったそうです。
今は一般人である私たちが拝殿まで入れるんですから、本当にありがたいことです。
今回ツアー限定のご本尊の拝観は、「よくぞ許可が下りたもんだと驚きました」と案内の方に言われたように、こちらでも年に一度(だったかな?)家光公の命日の法要の時にのみ目にするくらい貴重な掛け軸で、一般には初めての公開らしいので、私たちもワクワクドキドキでした。
「唐門」をくぐり、拝殿・相の間・本殿の横を周り、真裏にその「御本尊」と言われる掛け軸は掛けられていましたが、1250年も経っているようにはとても見えない、美しい色彩の掛け軸でした。
この掛け軸を見た後に母が、「あんまりきれいすぎるから、最近の掛け軸じゃなかろうか」となんとも罰当たりなことを言ったもんだから、この後見事にバチが当たることになります。( ̄ー ̄)
その話は後程。
その後、拝殿の中に入り、ありがたいお話を聞いて、社会の教科書で見たことのある狩野探幽(かのうたんゆう)の描いた唐獅子を見て、天井に描かれた140枚のきらびやかな龍の絵を堪能して、お守りを沢山買ってしまいました。
今回の旅行では特にお土産を買う予定はなかったけど、色々お話を聞いて、ついあれもこれもと買ってると、結構なお値段に。
だって、なんだかとってもありがたいような気になったんですもの~。(旅先あるある)
そして、こちらで長年謎だった破魔矢についてのお話を聞けました。
お正月の初もうでの時に羽が付いた矢を買ったことがありますが、正直あれって何の意味があって、どうするのか分からずに、買ってました。
皆さんご存知でした?
破魔矢って、羽の付いてる方を下、もしくは横にして飾るんですって!!
矢の向きを上にすれば天に、横にすれば家の外へ、災いを運んでくれるとこちらでは言われました。
なるほど~!!
ちなみに、神社で買う破魔矢は1年経つと新しいものに買い替えますが、こちらで売られていた『龍神破魔矢』なる黄金色に輝く破魔矢は一生ものだそうで、そう考えると面倒もなくてお安いのでは!?と思うと、買っちゃいますよね~。(^▽^;)
しかも、矢に龍が巻き付いてるというなんだかとってもありがたい感じの矢です。
破魔矢発祥の「烏摩勒伽」(うまろきゃ)様が持つ矢をかたどった物で、ちなみに3千円でした。
こちらにお詣りされた際は、一家に一本いかがでしょうか。(´艸`*)