手術についての記録なので、長いです。
5月20日にいつもの心臓と子宮の定期検診に行ったくーちゃんでしたが、貧血が進んでいたのと、そろそろ子宮がヤバイ状態だったのでしょう。
いつもはうにゃうにゃ言葉を濁す先生が、「手術する?」と強めの発言をされたので、速攻で「やります!!」と返答。
心臓が心配だったけど、この機会を逃すともっと厳しくなるし、ここは先生も信じてお任せ。
ポンポンと話は進んで、翌日の21日に手術の運びとなりました。
当日は心配でたまらなかったけど、どうしようもないので後は先生の腕を信じてお任せするのみ。
当日は入院になるので、下手に面会に行くと、ワンワン吠えて傷にもよくないだろうからと自宅で手術が終わりましたの連絡を待つも、中々電話が来ない。
なにかあったらすぐに電話が来るだろうし(便りが無いのは元気な証拠、というものの)と思いつつも、やきやきしながら電話を待っていると、夕方5時ごろ「手術無事に終わってまーす」という連絡が看護師のお姉さんから入って、ほっと一安心です。
連絡が遅れたのは、手術が終わっても麻酔から覚めていなかったのと、午後の診察が忙しかったためと言われました。
翌日の9時ごろにはお迎えいいよと先生に言われていたので、9時チョイ前に着くように自宅を出発。
丁度途中の踏切で引っかかったけど、ナント近くの駅にJR九州が誇る豪華クルーズトレイン「ななつ星」の姿がちらりと見えて、術後のくーちゃんのお迎えというのに興奮マックス。
ドキドキしながらスマホを構えていると、駅を出発した「ななつ星」がゆっくりと近付き走り去るという感動の瞬間に立ち会えました。
丁度先頭だったので、ゆっくり近づく「ななつ星」を堪能できました。
あ~、いつかは乗ってみたい豪華クルーズトレインです。
皆様もぜひ、その雄姿をごらんください。
なんとなく踏切で引っかかって幸先悪いと思っていたら「ななつ星」を目の前で見れて、ホクホクな気分で病院へ到着。
早めに着いたけど、既に診察が始まっていて、私たちは待合室で待機。
病院の看板犬トットちゃんが接待に出てきてくれました。
膝に乗ってくれてナデナデさせてくれるという大サービス。
先生の診察が終わるのを待つつもりだったけど、合間にくーちゃんを連れてきてくれて『ホイ』と渡されて、そのまままた診察室に戻って行かれました。
えぇぇーーー!?
いきなりで、ビックリなんですけどーーー。
抱っこされても『キャン』とも鳴かず。(´-ω-`)
何となくよそよそしいくーちゃん。
コレは・・・怒ってるよねぇ。
前日訳も分からず置いて行かれて、お腹を切られて、痛い思いしたのでご機嫌ナナメ。
当然と言えば当然ですよね。
私たちも突然のことで戸惑ってはいたんですけど、くーちゃんに比べたらね。
でも、よくぞ無事に帰って来てくれたと、旦那とふたりで感激しきり。
「よく頑張ったね~、えらかったね~」とこれでもかってくらいほめちぎって、なでてあげました。
この後も静か~にお怒りだったくーちゃん。
でも、無事に戻って来てくれただけで十分だよ。
しばらくして診察室に呼ばれて病状の説明。
いきなり切除した患部の入った膿盆を持ってこられたのにはびっくりしたけど、怖いもの見たさとでも言うのか、じっと見入ってしまった。
この時切除された患部の写真を最後にアップします。
モザイクをかけたものと交互にGIF加工していますが、この手の物が苦手な方は絶対見ないでください。
かなりグロいので、見られる時はくれぐれも自己責任でお願いします。
犬の子宮が元々どんな形か分からないけど、一目見ただけでも異常な形をしていました。
ゴツゴツしたものがあちこちにあって、この丸くて柔らかいのは膿だと思うけど、この堅いところは癌」ってさらりと言われた先生。
えぇぇーーー!!聞いてませんよーーー。(心の声)
「ソレって、大丈夫なんですか?」と、恐る恐る聞く私に「取ってしまったから大丈夫だと思うから、心配ない」(思うから、ってところが若干引っかかりますが、こちらの先生が大丈夫と言われるんだからほぼ大丈夫かな、と)
「で、組織検査には出されるんですよね?」と聞いたら、「出さない」って。
それはつまり、出さなくても大丈夫と受け取っていいのか、くーちゃんがソコソコお年だから出さないってことなのか、ちょっと悩みましたが、先生が大丈夫と言うんだから深追いせず、いいところだけ信じようと思いました。
そもそも、ここの先生が大丈夫と言ったら大丈夫なんだし、と自分を納得させました。
診察が終わり、説明も終わったので、後は血液検査の結果待ち・・・をしている時に、福岡の息子から電話。
普段何の連絡もない息子がナニ?!と訝しんで電話に出ると、開口一番「くーちゃん、大丈夫?」でした。
時々ブログを読んでいる息子が、今回の手術のことを知って電話をくれたようです。
「うん、今病院で、大丈夫だったよ」と答えると、安心して電話を切りましたが、果たして、私たちが病気した時もこれだけ心配してくれるだろうか、と一抹の不安は残りましたが。(-_-;)
そうこうしていると血液検査の結果が出て、白血球は上昇していましたが、赤血球は早くも基準値内に戻っていました。
手術の効果、すごすぎ。
どんだけ子宮で血液を使い果たしていたのか・・・と思うと、いつまでも手術を引き延ばしていたことが申し訳なくて、自己嫌悪でした。
が、これからは辛い症状に悩まされることもなく、残りの犬生をつつがなく過ごしてほしいと思います。
血液検査の結果に満足そうな先生に、栄養補給のぶっとい注射と抗生剤の注射を打ってもらってようやく退院の運びとなりました。
ゆっくり輸液を注入されている間もお利口さんでした。
前足には点滴用の針が留置されていましたが、何かあった時のためにしばらくそのままにして、4~5日後の診察の時に抜いてもらうようにしました。
抗生剤を1日1錠、2週間後に抜糸ということで、先生に深く感謝しながら病院を後にしました。
くーちゃんがお家で過ごしてもらう空間はこんな感じで。
リラックスチェアを置いていたところにサークルを設置。
出入り口をふさぐようににクレートを置いて、お籠り部屋にしました。
しばらくは豆大福と隔離です。
ごはんは2~3日は食べないと言われた通り、退院当日は食べませんでしたが、翌日の晩ご飯はほぼ完食。
美味しい缶詰を混ぜたけど。(´艸`*)
それでも、ちょっと食欲が出てきたみたいで、後は時間が薬かな。
足にできていたぷよぷよしたイボを取ってもらったので、歩き方がちょっとぎこちないですが、そのうちに慣れるでしょう。
注意深く見守っていこうと思います。
ここまで長くなりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
ご訪問、感謝♪
この後切除した患部の写真が出てきます。
苦手な方はくれぐれも見ないように。
もし見る時は、自己責任でお願いします。
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