妹と始めたウォーキングも2か月目に入り、
そろそろ歩くのにも慣れて、
毎日同じ場所というのにも飽きてきた頃、
無謀にも、いつも歩く公園から山沿いの道へと
ちょっと足を延ばしてみることに。
公園の上の方はバンガローがあって泊まったり、
日帰りでバーベキューも出来るようになってます。
その横には、きれいな 湧水が流れる川もあって、
まだまだ暑さが残る中、
涼やかなせせらぎが一服の涼を運びます。
とか、詩的に書いてみたけど・・・、
おばちゃんたちは道沿いに落ちていた笹栗のいがを見つけて
そっちに食いついてます。
この先どうしようか悩んだけど、そういえば草スキー場があったはずと
もう少し登ってみることに。
残念ながらスキー場の利用は草が刈れる10月中旬からとのこと。
いえ、おばちゃんたちは滑りませんけどね。
下から見上げるとそうたいした事がないように見えますが、
上から見下ろすと佐賀平野が遠くまで見渡せて絶景です。
途中、栗のいががあるところで立ち止まっては栗の実を探すけど
時すでに遅しで、中々見つからない中にも時折見つかると
嬉しくて、そろそろ引き返すつもりが、ずんずん山奥へ。
欲に勝るものなし。
不老不死の薬草を求めて分け入った山です。
山肌には大きな岩がゴロゴロ、
地面はイノシシが掘り返したあとだらけ。
さすがにちょっと怖くなってきたけど、
今更引き返すわけにもいかず、更に先に進んでみることに。
うっそうと茂る樹木と湧き出る清水、
じめじめとした森の中には怪しげなキノコが沢山生えてました。
いかにも毒キノコっぽいやつや、
一見美味しそうに見えるキノコ
白飛びしちゃうくらい、真っ白けなキノコに、
落ち葉の下からにょきにょき出てきてるキノコ。
ココだけで4~5個はあるはずなので、
お時間があったら探してみてください。
ちょっとエリンギっぽいけど、
さすがのおばちゃんも取って帰ろうとは思いません。
極めつけはこのかわいいキノコ。
周りの枯葉やドングリから、
その大きさを想像してみてください。
指の爪くらいの大きさですよ~♪
でも、見た目バリバリ毒ありそうで、怪しすぎー。
結構な道のりを歩いてきたけど、
そろそろ山道を下りるところにきてました。
見上げればまだまだ青々としたモミジの葉の間を渡る
涼しい風が汗をかいた体に心地いい。
時折色づいた葉がそこここに落ちていて、
秋の訪れを感じさせます。
金立公園から山の中腹を横断してたどり着いた神社の鳥居。
ここからさらに上ったところに金立神社があるんだけど
そのうち体力と筋力が付いたら挑戦してみよう!
時すでに遅しではあったけど、
時折見つける笹栗の実に元気をもらって無事下山。
おばちゃんは食べられるものには貪欲です。
でも、キノコは無理。
徐福が持ち帰ったとされる薬草「カンアオイ」は
「フロフキ」とも呼ばれ、不老不死がなまった呼び名だという。
今もこの山の奥に自生しているらしい。
そんなありがたい薬草を探さないなんて、
おばちゃんたちにしては珍しいけど、
実は、実家の庭にあったりするのです。
父が知り合いからもらって植えてるらしいけど、
両親とも元気でいるのはそのおかげかも、とか思ったり。
不老不死の夢は見ないけど、このカンアオイを育てて
がっぽりもうける夢はみたりするおばちゃんなのです 。