武雄温泉から山越えで多久の方に抜けて帰る途中、妹が息子のお礼参りをしていなかった、ということで、多久の聖廟さんに寄って帰ることにしました。
今年国家試験を受けた息子の合格祈願に来ていたそうです。
学問の神様と言えば、福岡は太宰府天満宮が有名です。
佐賀では入試や試験など学問に関するお願いをするときは、この聖廟さんによくお参りに行きます。
中国の有名な思想家、儒教の祖である孔子を祀った聖廟があるので有名です。
多久四代領主「多久茂文」公が、宝永5年(1708)孔子像を安置し、領民に「敬」の心を培わせるために建てた孔子廟です。
父もそうだったように、私たちが高校を受験する時も、子供たちが受験する時も、こちらにお願いに来ました。
親子代々頼りにしている場所なのです。
以前は道からすぐ行けたと思うんですけど、周りが整備されて、石像が安置されていたり、広場が整備されていたり、「東原庠舎」という宿泊研修施設も出来ていました。
当時、この鳥居の上に石が乗ると合格、と言われていて、鳥居の下にはたくさんの小石が転がっていましたね。
この日はまだ合格祈願に来るには早い時期だったのか、鳥居の周りはきれいでした。
彫刻や文様で中国的な雰囲気を出していますが、 禅宗様仏堂形式と呼ばれる我が国の代表的な建築様式、だそうです。
現在は、国指定重要文化財になっています。
こちらのもみじは紅葉にはまだちょっと早いようでした。
きれいに整備された参道を駐車場まで戻り、これで楽しかった家族旅行は終わりです。
長らくのお付き合い、ありがとうございました。