人の流れの先に、九年庵の茅葺きの屋根が見えてきました。
九年の歳月をかけて作られた庭と建物で「九年庵」
まんまだけど、中々おしゃれなネーミングだと思います。
枝を伸ばしたモミジと茅葺きの屋根が絵になります。
同じような写真ばかりですいません。
どこも素敵なので、バカみたいに同じような写真を撮ってしまうのです。
庭に向かって座敷があるのですが、その広縁は入場者に開放されているので、そこに腰かけて庭を眺めることができます。
(写真は撮ってませんが)すでに縁側は人でいっぱい。
人と人の隙間を見つけて腰掛けて、ゆっくりとはいきませんが、ひと時庵の主の気分を味わいます。
無造作のように見えて、細かいところまで計算されて配置されているのでしょうね。
いや、当たり前か。
さりげなく旦那を入れて記念撮影。
分かりづらいと思いますが、庭の木々の根元には見事な杉苔。
朝の早い時間に行ったので、朝露に光る苔を写せるかと思ったけど、この天気ではもはやそれもなし。
案外そぼ降るくらいの雨の日も、いいのかもしれません。
そして、縁側から眺める庭の先には、遠くに町がかすんで見えます。
庵の主は縁側に座りながら、あるいは座敷でお茶を頂きながら、下界を見下ろしていたんでしょうね~。
うらやましい老後です。
見上げれば茅葺きの軒先にモミジの若葉。
今の季節ならでは風景です。
秋になったら、これが赤く色づいたモミジに変わり、
それはそれは、また見事な景色に変わるのです。
庵の右手は、山の自然をそのまま借景として取り入れてあるそうです。
山の湧水が流れ込む池もあります。
光とモミジと茅葺きの屋根。
好きなので、ついつい撮っちゃいます。
裏に回ると台所やふろ場など、生活空間のある建物になりますが、
そこもまたいい感じです。
そしてまた、茅葺き屋根とモミジ。
どんだけ~。(^▽^;)
庭の片隅にポツンとあった小さな灯篭は、時の流れを物語るかのように苔むしていました。
そして、また・・・、しつこくてすいません。
でも、実際にその目で見られたらこの感動が分かってもらえるのではないかと思います。
茶室もあったようです。
山から流れてくる水が川となって、庵の横の池に流れていきます。
頭上を覆うように枝を広げたモミジに別れを告げて、「九年庵」を後にしました。
この後は、「仁比山神社」にお詣りです。
またまた、続きます。
やはり写真がきれい。
きれいな写真で美しい風景をお伝えできてうれしいデス。